認知症疾患医療センター

認知症疾患医療センターは平成20年に厚生労働省の「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」の基本方針の中で示され全国に150ヶ所を目標に整備が進められてきました。
宮崎県ではH23年12月より当院を含め3カ所の医療機関が委託を受けて活動を行っています。

● 野崎病院では

専門医療機関として医療福祉相談室を配置し、専門相談窓口と専用電話を整備しており、専任の医師、臨床心理技術者、専従の精神保健福祉士が業務を担当しています。
「たとえ認知症になっても安心して生活できる社会を構築する」ことを目標に日々業務をおこなっています。

認知症疾患医療センターの主な業務

専門医療機関
  1. 認知症かどうかの診断をします(鑑別診断)
  2. 認知症についての相談を受けます
  3. 介護や福祉の関係者との連携を図ります
  4. かかりつけ医との連携を図ります
  5. 周辺症状への対応をします
地域連携
  1. 認知症についての研修会や会合の開催
  2. 認知症医療についての普及・啓発

● 検査体制は

血液検査、心電図検査、神経心理検査を実施できる体制とCT・MRIを有し、脳血流シンチグラフィ(SPECT)については宮崎東病院との連携を行っています。

● 認知症 早期発見のメリット

  • 治療可能な認知症もある。
  • 薬で進行を遅くすることができる。
  • 本人と意思の疎通が図れるうちに発見できれば、介護者も適切な対応がとれる
  • 今後の計画や支援する態勢を整えることができる。
  • 症状が進んでも、その間に知識や関わり方を学んでおける
家族が作った認知症早期発見の目安はココをクリック

● 受診をしたい時は

当院の鑑別診断は月曜日から金曜日の午前9:00〜午後4:00となっております。
鑑別診断には画像検査等が必要になりますので予約制となっております。
画像検査の他に認知機能検査、血液検査、専門医の診察を行います。
(9:00〜17:00)土・日・祝日は休み
【相談専用電話】TEL:0985-54-8123 又は
【野崎病院】TEL:(代)0985-51-3111

● 病院ではどんなことを話せばいいの?

・今、主にご本人様の対応をされる方(ご家族/介護スタッフ)が一番困っていることをお話ください。
・ご本人様が今までの様子と違う時は、教えて下さい。(いつから?どうあるのか?)

● 受診の際にお願いしたいこと

  • かかりつけの病院があるときは、先生に相談して、診療情報提供書をいただいてください。
  • 一番関わっている人や家族と一緒に診察に来てください。
  • 施設に入所中の方は、施設での様子をよく聞いてきてください。
    (施設の人と一緒の受診も大歓迎です。)
  • 関わっているケアマネージャーさんと一緒に受診してもいいです。
  • 保険証・お薬手帳を忘れずにお持ちください。

● 治療については

薬物療法と非薬物療法があります。認知症治療薬については、調整のために数ヶ月ほど通院をしていただく事があります。
薬物の調整が終わったら、お近くのかかりつけの病院へ情報提供して、継続して認知症治療薬を出していただく事も可能です。
非薬物療法については、介護保険サービスの利用が中心となります。また、介護保険の申請がお済みでない方には関係機関をご紹介いたします。

● 鑑別診断後は??

受診された患者様の状況を考えて
  • 薬物療法の開始の検討
  • 入院加療の検討
  • 他科受診の検討(脳神経外科/神経内科 等)
  • 介護保険の要支援・要介護認定の申請と介護サービス
    (在宅介護・施設介護)利用の検討
  • 介護計画の再検討   など

● 入院体制

野崎病院の精神科の病床のうち、120床が認知症治療病棟となっており、他にも状態に応じて対応できる病床があります。
認知症とそれに伴う症状などにより自宅や施設などでの生活が困難になっている方について、精神療法や薬物療法を中心に行動や睡眠の改善などを行っています。
入院中はそれらの治療と、病棟内での生活機能回復訓練やレクレーションを行い、ADL(日常生活活動)の低下を防ぎます。

● 退院後も

入院後、治療により落ち着かれた方に関しては病棟スタッフやケースワーカーを中心に退院支援を行っています。
退院後も症状悪化の問題があれば対応します。

● 地域連携業務

かかりつけ医等の医療関係者を対象とする研修会の開催や認知症疾患医療連携協議会の開催など、 情報の発信も行っています。

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